- 治療前
- 治療後
今回の患者様は以前から使用されている上顎前歯部の義歯の審美面の改善を主訴に来院されました。
初診時は前歯部の切縁(先端)の位置もバラバラであり、正面から見た写真では臼歯部の平面もかなり左右差が大きくこれでは生理的な顎の動きは再現できません。
おそらくこの義歯を作成した時から咬合平面は揃っておらずガタガタになってしまった臼歯部に合わせて義歯を作成したことが推察されます。
このように本来持っていた噛み合わせを失ってしまっている場合にはできるだけ顎の運動が機能的になるよう、またその上で十分な審美性を獲得できるよう検査を行い治療を行なっていく必要があります。
治療経過
歯周病治療の中で大切なことは歯周ポケットの改善!これは当然のことですが、忘れてはいけない事は『清掃性の改善』です!
今回のように歯列不正があり清掃困難な場合は矯正治療を行うことで歯周病の治療・予防だけでなくう蝕の予防にも繋がりますのでとても大切です。
主訴 | 見た目が気になる・噛みづらい |
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治療内容 | 全体の噛み合わせの検査 歯周病治療 矯正治療 上顎臼歯部の義歯作成 |
患者様の年齢 | 68 |
患者様の性別 | 女性 |
治療期間 | 1年7ヶ月 |
治療費 | 総費用:160万円 |
治療で得られるメリット | 審美性の向上 咬合状態の改善 歯周病改善 清掃性の改善 |
治療する際に起こるリスク・副作用 | 加齢変化に伴う根面う蝕のリスク |