インプラント治療||破折した臼歯部に対しインプラントを用いた咬合回復

治療前
右側下顎臼歯部欠損している

治療後
インプラント埋入後3年経過時

様々な方法を用いる事で状態が不良になっても歯の温存できる可能性は高くなっているが、縦に根尖まで破折した場合はほぼ温存する事が困難である。

今回のケースでは右側下顎第二小臼歯が破折した事で抜歯に至ってしまいインプラントで咬合の回復を行なっている。

治療経過

初診時の口腔内写真
初診時の口腔内写真
右側下顎第二小臼歯はポストを除去すると縦破折していた
右側下顎第二小臼歯はポストを除去すると縦破折していた
インプラント埋入時
インプラント埋入時
メインテナンス時
メインテナンス時

インプラントはブリッジや義歯(入れ歯)と並ぶ咬合回復するための一つのオプションと考えています。

それぞれの治療にはメリット・デメリットがありますが、中間二歯欠損の場合、ブリッジですと噛み合わせによっては支えている歯に過大な負担がかかる場合があるためインプラントの方が他の歯に対してはメリットが大きくなる場合もあります。

各々の患者さんに合わせた補綴設計(噛み合わせを回復する設計)を計画する事が大切だと考えています。

主訴

右下の歯が痛い

治療内容

・歯周病治療

・破折した歯の抜歯

・インプラントによる咬合回復

・メインテナンス

患者様の年齢 66
患者様の性別 男性
治療期間 1年
治療費 90万
治療で得られるメリット

・左右均等にしっかりと噛める咬合の確立

・インプラント治療を選択したことにより周囲の歯を削る必要がない

 

治療する際に起こるリスク・副作用

持病があったため内科に対診を行い極力リスクの軽減を図った

治療期間がブリッジと比較するとやや長い