歯周病
治療前
治療後
右下の歯ぐきが腫れてきたとのことでご相談いただきました。歯ぐきの腫れや膿が出る症状が続くと、原因をはっきりさせてきちんと治したいと感じる方も多いと思います。こうした症状は歯周病に見えることもありますが、実際には別の原因が隠れている場合もあります。今回も、詳しく調べたことで原因を見極めたうえで治療を進めることができました。
Caseこんなお悩みで来院されました

瘻孔の出現と排膿を確認

歯根表面の滑沢化前

骨補填材を使用

吸収性メンブレン設置
| 主訴 | 右下の歯茎が腫れてきた |
|---|---|
| 治療内容 | 今回の治療では、原因となっている部分を取り除き、歯の根の表面をきれいに整えたうえで、歯ぐきや骨の回復を助ける治療を行いました。必要に応じて骨を補う材料や膜状の材料を使い、治りやすい環境を整えています。また今回は、Er:YAGレーザーも併用しました。これは、歯の根の表面に残った汚れや細菌のもとを取り除きやすくし、治療後に回復しやすい環境を整える目的で用いたものです。患者様に分かりやすく言うと、治療する場所をよりきれいな状態に整え、歯ぐきや骨が回復しやすいように補助するための処置です。 |
| 患者様の年齢 | 62 |
| 患者様の性別 | 女性 |
| 治療期間 | 6ヶ月 |
| 治療費 | 25万 |
| 治療で得られるメリット | この治療では、腫れや炎症を落ち着かせながら、深くなった歯周ポケットの改善を目指すことができます。また、骨や歯ぐきの回復を助け、できるだけ歯を残せる可能性を高められることが期待されます。すぐに抜歯と決める前に、残せる可能性を丁寧に見極めることが大切です。 |
| 治療する際に起こるリスク・副作用 | 外科処置を伴うため、治療後に痛みや腫れが出ることがあります。また、症状や治り方には個人差があり、今回のケースのように1回の手術で十分な改善が得られず、追加の処置が必要になる場合もあります。 |
Caseリエントリー時の写真(2回目の手術)

骨の再生を認める

EMDを塗布

CTG併用
歯ぐきの腫れや膿が続くと、歯周病だから仕方がないのではないかと不安になる方もいらっしゃると思います。しかし実際には、今回のように一部だけに問題が起きていて、原因をきちんと見つけることで治療方針が変わることがあります。一部分だけ歯ぐきが腫れる、膿が出ることがある、歯周病と言われたもののなかなか改善しない、できれば歯を残したいとお考えの方は、一度詳しくご相談ください。状態をしっかり確認したうえで、今の歯を残せる可能性も含めて丁寧にご説明いたします。
監修者情報
医療法人社団TND 理事長/歯科医師
中山 亮平
日本歯周病学会 専門医
日本口腔インプラント学会 専門医
日本臨床歯周病学会 学会未来委員会 委員
- 2011年3月 東京歯科大学 歯学部卒業
- 2013年3月 慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室 研修医 修了
- 2016年4月 慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室 助教
- 2018年11月 戸越なかやま歯科 開業
- 2024年12月 医療法人社団TND 設立



