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Blog Detail最新論文で判明!「5mm以上の歯周ポケット」が6か所以上あると歯周病が再発しやすい?
~メインテナンスの重要性について~
こんにちは。
戸越なかやま歯科です。
歯周病治療が終わった患者さんから、
「もう治ったから安心ですか?」
「定期検診はどれくらい重要ですか?」
というご質問をいただくことがあります。
実は、歯周病は治療が終わった後のメインテナンス(SPC:Supportive Periodontal Care)がとても重要な病気です。
今回は2026年に世界的な歯周病専門誌『Journal of Clinical Periodontology』に掲載された最新の研究をご紹介します。
治療後に残る「深い歯周ポケット」に注目した研究
この研究では、重度歯周病の患者さん121名を5年間追跡し、
治療終了時に5mm以上の歯周ポケットが何か所残っているか
が、その後の歯周病の進行や歯を失うリスクに関係するかを調査しました。
「5mm以上のポケット」が1か所増えるごとにリスクが上昇
研究では、
5mm以上の歯周ポケットが1か所増えるごとに、1年以内に歯周病が進行するリスクが約15%増加する
ことが分かりました。
さらに、
将来的に歯を失うリスクも約11%ずつ増加
することが示されています。
つまり、
深いポケットが多く残っているほど、その後の歯周病再発や歯の喪失リスクが高くなる
ということです。
一つの目安は「6か所」
研究では、
5mm以上の歯周ポケットが6か所以上ある患者さん
は、1年以内に歯周病が再び進行する可能性が高いことが分かりました。
もちろん、
「6か所あれば必ず悪くなる」
という意味ではありません。
しかし、
リスクが高い患者さんを見つける一つの目安
として非常に参考になる結果でした。
歯周病治療のゴールは「治療終了」ではありません
歯周病は細菌による慢性炎症です。
症状が落ち着いていても、
- 磨き残し
- 噛み合わせ
- 全身の健康状態
- 加齢
- 生活習慣
などによって再び悪化することがあります。
そのため、
治療後も定期的に
- 歯周ポケットの測定
- 出血の有無
- レントゲンによる骨の確認
- 歯石除去・クリーニング
- ブラッシング指導
を行うことが大切です。
歯周病専門医だからこそできるリスク管理
歯周病治療では、
「炎症を治す」
だけでなく、
どれだけ深いポケットを減らし、その状態を維持できるか
が長期的な歯の寿命に大きく影響します。
当院では、日本歯科専門医機構認定の歯周病専門医が、
患者さん一人ひとりのお口の状態を詳しく評価し、
必要に応じて
- 歯周組織再生療法
- 精密な歯周外科治療
- マイクロスコープを用いた治療
- 定期的なメインテナンス
まで一貫して行っています。
「できるだけ歯を残したい」
という方は、お気軽にご相談ください。

医療法人社団TND 理事長/歯科医師
中山 亮平
日本歯周病学会 専門医
日本口腔インプラント学会 専門医
日本臨床歯周病学会 学会未来委員会 委員
- 2011年3月 東京歯科大学 歯学部卒業
- 2013年3月 慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室 研修医 修了
- 2016年4月 慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室 助教
- 2018年11月 戸越なかやま歯科 開業
- 2024年12月 医療法人社団TND 設立




